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「育自のための小さな魔法」という
NPO法人 育自の魔法の提供するワークショップの
ファシリテーターをしています。

今年、一度だけ「育男のための小さな魔法」を開催しました。

「育男のための小さな魔法」とは
育自のための小さな魔法を、《参加者を男性のみ》に限定して開催した会です。

今回は、この男性だけの「育自のための小さな魔法」について感じたことを書いてみます。

男性のみの会を開催したいと考えた

元々は、友人と話していた、男性の育児体験についての話からでした。

「男性だって、育児頑張ってるんだよね」
「男性も一生懸命やっているのに、かみさんから小言が…」

男性のやる育児体験。

“イクメン”なんて言葉がもてはやされてはいるけど、
 
実際にやってると、

 ちょっとした失敗をしたり、
 かみさんから怒られたりと、

なんか報われない気分になる。

そんな切ない話を聞いているなかで、

「男性も育児頑張っているんだ!」

という気持ちを共有することから始めて、
育自であり育児につなげていって欲しいな。

そう感じました。

そして、そんな想いから、

男性のみ女性不参加の
「育男のための小さな魔法」を開催することにしました。

とはいえ、「育自のための小さな魔法」は、
男性の育児体験を語る場ではありません。

それに、ファシリテーターとして場を作る自分自身に
育児体験が無いのは、場を作る上で難しい問題でもある。

そこで、

自分がやっている育児。自分が受けたきた育児、
それが大人としての自分自身の成長に大きく影響していることだろう。
そこにフォーカスをあてて、自分を大事にする。

育児体験の無い男性も、自分自信の育てられた体験を感じて、
今後の自分の育自に役立てて欲しい。

そういうテーマを持って「育男のための小さな魔法」として開催しました。

なお、この会のファシリテーターは、自分一人では無く、
育児経験のある男性ファシリテーターと一緒に作る場でもありました。

男性だからこその育自

余談ですが、開催にあたっては、
世の中の奥様方からの反響がとても多かったです。

「うちの旦那に参加して欲しい」
「どんな話をするのか見てみたい」

こんなところにも、何かが隠れている 気がします。

「育自のための小さな魔法」は、
元々育児中のお母さんのために始められたワークショップです。

そこに男性だけでやってみる。
普段の会にも男性が参加することもあるので、なんとかなるだろう。

そう思っていました…。

ここが自分の育児経験の無い甘さなのかもしれません。

でも、やってみたからこそ、本当に良い経験をすることが出来たと感じています。

男性だけの会では、普段の会とは異なる気遣いが必要になりますね。

《男性らしさ》ということには
 ・業績と成功、地位に秀でることが大事
 ・成功者としての承認欲求が強い
 ・男女の役割格差が大きい
といった特徴があると言われています。

また、日本は他の国と比較して、男女ともに男性らしさが強い国とも言われています。
(ホフステードによる男性的・女性的な文化の指標において76カ国中1位)

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普段そういう環境に身を置いて仕事をしているので、
自分のことを話すことに慣れてないんですよね。
(逆に言うと、自分の周りの仕事やステータスなんかを話しやすい)

とはいえ、今回参加していただいた方々は
そういうことを話すことに慣れている人が多かった場でしたが。

自分自信をふり返ってみても、
本当にワークショップに参加するのは大嫌いでした。

“自分のことを話すなんて、あり得ない”ってくらい考えていた人です。

でも、だからこそ、そういう話をする大切さを知り、
もっと、こうやって話して欲しいなと思うくらいになっているんですよね。

また開催したい

どんな場だったかを表すのは難しいのですが、
普段の 育自のための小さな魔法とは 異なる場でした。

何が違うかは、説明しづらいのですが、でも、絶対に何かが違う。

“なんとなくなんだけど、そうだよねぇ”
っていう曖昧な中での共有感を感じました。
一回開催しただけなので、もしかしたら違うかもしれません。
でも、普段の育自のための小さな魔法とは違うという感じがあります。

これは、普通の会社の中で開催しても感じるんだろうなと思います。

その上で、もっともっとこういう場を作りたいと感じています。

自分のことを話す体験って、滅多にない分、
戸惑いも多いだろうけど、でも得るものが大きい と思います。

参加していただいた方には、
男性向けの育児に関するイベントを、
探して参加していただいたりもしました。

ニーズは無限大にあると考えます。

正直、いつも以上に参加者を募るのが難しいのですが、
また、開催する機会をつくっていきたいと考えています。

応援、よろしくおねがいします。

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