マンガでやさしくわかるコーチング』の読書会を開催をしました。

manga-coaching

参考までに、以前書いた書評はこちらです。
[書評] マンガでやさしくわかるコーチング」をご覧下さい。

読書会を開催した経緯

この本を初めて読んだとき、10分位で読み終えたんですよね。
自分自身、プロのコーアクティブ・コーチ(認定保持者)として、
時間を掛けて学んできたことなのですが、

それが、とってもわかりやすく書いている!

そんな訳で、

コーチングを学んでない人へ、コーチングを伝えるのに良い!

そして、

実際のビジネスの現場で使って欲しい!

と考えたのです。

でも、開催するに辺り、
良くわからない用語がある、という話しも聞いていました。

とはいえ、それも良いんですよね。
コーチングするとき、クライアントに用語の説明することもあり、
(コーチング用語で“教育”と言ってます)
色んなことを伝えるのに、読書会って丁度良かったのです。

それに、マンガなので、ハードルが低いんですよね。

ということで、この書籍、
コーチングを人に伝え、コーチングを使って貰うには、
本当に良い書籍だと考えています。

是非、周りのコーアクティブ・コーチを捕まえて、
読書会して欲しいなと思います。

実際にやってみて

参加の前提として、ざっとでも一度読んできてもらう事をお願いしていました。

読書会の進め方としては、
読んでわからない語句や、考え方について質問をもらい、
それに回答する形で進めました。

そうやって進めた中で、あがった質問は、こんなところですね。
他にも、色々とあった気がしますが、
覚えている限りだと、こんなところかな。

  • 傾聴のレベル1,2,3の違い
  • コーチングとカウンセリングの違い
  • セルフ・コーチング
  • なぜ、主人公が女性?
  • こんな時、どうやって人と関わればいいの?
  • 上司への関わり方
  • どんな質問をすれば良いの?

これらの質問に対して、一個一個自分の経験を通したり、
書籍のこのページのこんな状況だよね
なんて言いながら、
これはそう、あれはそうという形で回答していきました。

コーアクティブ・コーチング®の話しだけじゃなく、
システム・コーチング®の話しをしたり、
ポジティブ心理学やアドラー心理学。
セルフコーチングで使えるコーチングカードの話しや
カードコーチングの話し等。

多岐にわたるお話したので、
正直、かなりお得だったんじゃないかと思います。

感想

この会を開催して、こんな感想を頂きました。

  • マンガ部分はさらって読めたけど、文字の所は難しかった。
  • 自分とは違う疑問を他の参加者が持っていたので、理解が深まった。
  • 周りの参加者の感じ方の違いを認識し、拡がりがあった。
  • 周りの人を巻き込んで、コーチングを実践するしかない。
  • 本を読んだ後に読書会をしたので、腹落ち感があって、すごく良かった。
  • 適度な緊張感があり、疑問の共有もできた。
  • 自分のテーマについて、期待したもの以上のものを得られた。
  • もう一回読んでみたいとおもった。

開催して、とっても嬉しく感じています♪

改めて、コーチングについて考える

コーチングって、その人の様々なものを引き出すコミュニケーションです。
気持ち、感情、やる気、仕事のやり方、行動、結果、未来。
他にも色々。

コーチングを学んでない人にとっては、
その引き出すって考えが、本当にわかりづらいんだな。
と感じました。

頭で考えると、何を引き出すのって言うことになりますが、
NCRW を信じ、好奇心(興味関心)をもって、その人の全てに焦点をあてて、
そうやって、その人に関わる事で、多くのことが引き出されます。
(NCRW=人はもともと創造力と才知にあふれ、欠けるところのない存在である)

そんな あり方の上では、
この時は、この質問をしようというよりは、
話しを聴いていたら、自ずと質問が出てくるんですよね。

実際、質問の例が書かれている書籍はあるんですが、
それを読みながらだと、コーチングにはなりません。
とはいえ、まだまだ未熟だったときには、使わせて頂きましたが。


コーチング・バイブル(第3版)―本質的な変化を呼び起こすコミュニケーション

逆に考えると、相手の成長を信じない関わり方だと、
質問をしているつもりが詰問になることもあります。
そうすると、相手は心を閉ざすので、引き出すことができなくなってしまいます。
(詰問:問い詰める言葉掛け)

相手は成長すると信じ、そこに関わることが大切です。

次回の開催

次回は、レジュメを作って開催したいと考えています。

質問を受けながら、それは、このページに書いている。
なんて言いながら、ドタバタした面もあったんですよね。

読書会は、
一般参加の形で実施するのも良いですが、
組織やコミュニティ、チームとして読書会をすると、
その組織やコミュニティ、チームとしての共通知識となるので、
良いんじゃないかと考えます。

その場その場にあった事を話せるので、
同じ二時間を使うなら、
講座に参加するよりは、理解が深まると考えます。

興味ありましたら、ご連絡下さい。

メッセージお待ちしています。
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