IT系コミュニティ「すくすくスクラム」の勉強会として、
関係性システム・コーチング®のツールを使ったワークショップを開催しました。
『チームの成長を阻害する四毒素を探求する!
~関係性システム・コーチング®の智慧~』
https://sukusuku-scrum.doorkeeper.jp/events/21813
関係性の四毒素
「非難、侮辱、自己弁護、逃避」を
人と人の関係に害を与える「四つの危険要素(=四毒素)」と呼んでいます。
この四毒素は、元々は夫婦関係を壊す危険要素としてあげられているものですが
人と人が関わる環境、全てに当てはまります。
「四つの危険要素」について知りたい方は、『結婚生活を成功させる七つの原則』をご覧下さい。
関係性システム・コーチング®の中では、
夫婦や親子、チームに対して、この四毒素をテーマとして、
コーチングをすることがあります。
今回は、さわりだけになりますが、
そのシステム・コーチング®の中で行っている事をワークショップ形式にし、
四毒素に気付いて貰うという事を目的での開催でした。
開発現場の中の毒素
システム開発の現場は、毒素が出ることが多いと感じています。
自分自身出していたことも、もらった経験もとても多くあります。
その原因は、システム開発の現場の環境にもあるんでしょうね。
システム開発する現場では、
開発内容をタスク(小さな作業単位)に分割し、
その様な形で、進めていく作業スタイルが多いです。
そんな環境では、無意識に人間性を排除して、
人を人として扱わないことも多くなる。
やることが当たり前で、やらない、もしくは出来ないことは、悪。
そして、毒素を履いたり、毒素で返すことも多くなる…。
そんな毒素の多い環境は、
開発チームをギスギスしたものにするばかりではなく、
健康に害を及ぼすという研究成果もあります。
でも、その毒素は、意識することで減らす事が出来ます。
意識して、減らす事で、チームの雰囲気を良くして欲しいと願っています。
ワークショップ後
毒素について意識していただくことで、
普段、何気なく使っている毒素を考えるキッカケとして頂きました。
ワークショップ後は、
ワークショップによくある、ワイワイとして雰囲気ではなく、
自分自身が何気なく使っている毒素について内省が行われ、
静かな雰囲気となっていたのが、印象的でした。
参加者の方々が、普段意識してない毒素について考えてもらったことで、
普段の自分の行動についての深い内省がされていました。
とはいえ、余り深く考え込まず、毒素を少しずつ遠ざけながらでも、
より良い開発環境が作られると嬉しいです。
参考資料
当日使用した資料をアップします。
レポート
レポートを書いて頂きました。
とても感謝しています! ありがとうございます☆
最後に
今回は、オープン参加者のためのワークショップとして、
毒素に気付いてもらうことを目的として開催しました。
通常実施する関係性システム・コーチング®では、
毒素が出たときの対応まで、話しあって貰い、
そして、メンバーに自発的に環境を作って行ってもらいます。
体験して気付いたことは、行動にすることで、次につながっていきます。
関係性システム・コーチング®を実際に受けて頂いて、
次につながるような、もっと良い環境を作って欲しいと願っています。
[content_block id=2243]