『ファシリテーター』というと、
“会議のファシリテーター”や
“ワークショップのファシリテーター”を
思い浮かべることが一般的でしょうか。

他にも、“コミュニケーションファシリテーター”なんて
名乗っている方もいらっしゃいます。

でも、今回、あげたいのは、“葛藤解決ファシリテーター”です。

葛藤

葛藤は、英語で言うと、conflict。

心理学用語で表すと、
人が2つの同程度に魅力的な(または嫌いな)選択肢のなかから
一つを選ばなければならない状況。
なんてありますね。

この葛藤、押しても引いても動かないような、イメージもあるかと思いますが、
日常の中にも普通に潜んでいます。

・その選択はわかるんだけど、納得できない。
・その人の従うのは嫌だ。
・責任をとりたくないから、従っておく
・従いたくないけど、とりあえず人の言うことを聞いておく。

ちょっとした葛藤はよくありますよね。

・夫婦関係の葛藤
・親子関係の葛藤
・友人との葛藤
・仕事上の葛藤
・近所に住んでる人との葛藤

世界的に見ると 地域紛争も一つの葛藤でしょうか。

葛藤は、身近によくあるものであり、
人として生活している中で、無くなることは無いと思います。

葛藤を解決する

そんな葛藤を解決する“葛藤解決ファシリテーター”ということを
名乗っている方が、自分の周りに何人かいらっいます。
電車の中での、ちょっとしたいざこざにも
つい首を突っ込んでしまったり。

その人達は、プロセスワーク(プロセス思考心理学)を学んで
プロセスワーカーと呼ばれてたりする人たち。
特に、葛藤解決の方法を特に学んだ実践家の方々です。

そして、プロセスワークを源流の一つとするシステムコーチの自分も
家族コーチングという形で家族の葛藤解決も引き受ける
葛藤解決ファシリテーターの一人です。

家族の葛藤を解決する

家族の葛藤ってどんなものが思い浮かびますか?。

・夫婦の離婚に関する葛藤。
・子どもの進路に関する葛藤。
・親との関係に関すること。
・親についての兄弟間の葛藤

他にもいろんな葛藤が思い浮かびませんか?

そういう葛藤は自分にどんな影響を及ぼしていますか?
その葛藤が無くなったら、その人(達)との関係はどうなりますか?

例えば、離婚を一つの例にとっても

感情などを置いといて、
一区切りするためには、
弁護士を雇い、家庭裁判所で解決するという方法もあります。

でも、お互いの関係を大事にしながら、
家族コーチと一緒に、対話の場の中で、
それぞれが納得する形で解決するのも一つの方法となります。

どちらが良いとは言いませんが、
家族の葛藤解決の方法として、
こういう方法もあることを知っておいてほしいなと思います。

家族の葛藤は、社会へと広がっていきます。
家族の葛藤をその家族自身で解決していくことで、
よりよい社会が創られていくと嬉しいな。

そんな、家族の中の葛藤を少しでも減らし、
家族自身で自分の家族を創っていくく、
そのための葛藤解決ファシリテーターでいたいと考えています。


本記事は、「ファシリテーター Advent Calendar 2016」の12/17の記事として書かせて頂きました。
http://www.adventar.org/calendars/1370

ここまで、読んでいただき、ありがとうございます。

[content_block id=2243]