ライフ・コーチのかぜっちです。

今更と言ってるのは、初版は2014年3月30日なので、
発売してから、約10ヶ月経過しているからなんですね。

よくある場面設定

この書籍は、こんなストーリーになっています。

ストーリーは、Amazonから抜粋しますね。

“ストーリーの主人公は、飲料メーカーに勤める山崎響子30歳。
マネジャーに抜擢されたものの“自分流”のマネジメントが通用せず苦しむ日々を送る響子がコーチングと出会い、成長する様子を描きます。”

こういう場面って良くありませんか?

自分もよくやっていたなぁと思い、読みながら胸が痛くなりました。

「仕事している中では、誰でも一度は体験したことあるんでは?」
そんなことを感じています。

そんな場面に対して、
コーアクティブ・コーチング®をベースとした
プロジェクト・メンバーとの関わり方について、

ということが、良く描写されていると感じました。

読みやすくわかりやすい

この書籍、ほんと読みやすくて、自分自身、さらーっと読んでしまいました。
もちろん、さらーって読めたのは、自分がコーアクティブ・コーチング®に慣れ親しんでいるからだと思いますが、
それでも、ポイントは抑えられていて、わかりやすいと感じています。

CTIの提供している“コーアクティブ・コーチング®”の中で
教えていることを全て網羅しているわけではないですが、
それでも、その根底にあり、とても大事にしている教えが
惜しげもなく書かれています。

書籍の中ではこんなキーワードがあげられています。
ここではキーワードだけ記載しておきますが、
これらの「あり方」やスキルを、
実際の現場で使うコトで、どんな影響が起こるのか、
それを想像するだけでも、ワクワクすることでしょう。

正直、とってもわかりづらい！
それに比べて、ほんと、この書籍はシンプルに、そして本質的に書かれています。

個人的にこの書籍で面白いところと思ったところはこの二点です。

CTIで教えているコーチングのあり方やスキルって、とってもわかりづらいんですよね。
『コーチング・バイブル（第３版）―本質的な変化を呼び起こすコミュニケーション』
に書かれていることもわかりづらいのですが、
本当にどんなことを言いたいんだろう? って、よく悩むんです。

それは、CTIでのコーチングの教え方が、
ワークショップ形式を取り入れた体験型学習ということで、
実際の体験を通して学ぶ形だからなんですが、最初は本当に戸惑います。
でも、結果として自分の体に染みついているので、
今ではよかったなという実感がありますよ。

そのCTIで教えているコーチングのあり方やスキルを、
実際のプロジェクトではどのように考え、使って行くのかということが、
この書籍の主人公の女性マネージャーの成長を通して書かれています。

それが、こんな時は、こう考えれば良いのか。
というとても腑に落ちる形になってます。

読みながら、“そうそう” なんて思ってしまいました。

書籍のなかでは、女性マネージャーがコーチングを受ける場面も出てきます。
その中でのやりとりの中で、
コーチからの質問やそれに答える女性マネージャーの回答等
とても興味深く読むことが出来ます。

特にこの場面の中では、
“こんな質問をするんだ” ってことより、
“なぜこの質問をしているんだろう?”
って観点で読むと、とても参考になると思います。

コーアクティブ・コーチとして活躍されてきた諸先輩方の、
実際の現場で培って来た血と汗が、
マンガという読みやすい形で表現された一冊です。

コーチングについて、色んなことが入っています。
どうぞ、読んでみて下さい。

“コーアクティブ。コーチング®”は株式会社ウェイクアップ(CTIジャパン)の登録商標です。

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